平成元()年生まれのみずほ(石橋菜津美)は生きる目標もなく、ただ()何()となく日々を過ごすア()ラサー女子。地元の同級生・柚木(土村芳)と美佐江(瀧内公美)と一緒に一()つ屋根の下で暮らしている。いつもの朝のいつも()の朝食、テレビでは近所の山()中の施設が炎上()したというニュースが流れる()が、たわいのない()会話に夢中の3人。その頃、町ではゾンビのようなものが()発生し、住人を襲い始めていた。壊れていく日常、その異変に気づかないみずほは、別居中の夫・小池(大東駿介)()と離婚の話し合いをするためファミレスへ向かうが、途中で買い()物に寄っ()たコンビニ()でゾンビに襲撃されてしまう。やがてみずほたちの町は、外部から封鎖され無政府状態とな()る。人々は食料物資のあるコンビニを目()指し集まっ()てくる。美佐江()と小池が一緒にコンビニへ逃げ込んで来て()、みずほは夫の不倫相手が美佐江だったと気づく。混乱の時間が続く中、彼()女たちはスマ()ホでネットにアップされているおかしな動画群に気づく。そこには「ゾンビに〇〇をやってみた」という()悪ふざけのようなタイトルが延々とならんでいた。絶望して生きることを諦める者ばかりでは無く、このユ()ーチューバーのようにチャンスとして人生を一発逆()転()させようとする者たちも現れ、人()々の欲望がい()びつな形で噴出しようとし()ていた()。そして、自分は生きることに執着していないと思っていたみずほは、自らが生きる意味に気づいていくことになる…。
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